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| ■ 顔面神経痛とは | ||
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1) 軽いのは瞼(まぶた)や唇(くちびる)の端(はし)がピクピクしたり、 2) 重くなると瞼や唇が引きつり、瞼を閉じたり喋ったり出来なくなる ものと考えられているのが普通です。 しかし、厳密には、それらは別の病気なのだそうで、正確には「顔面神経痛」という病気は無いのです。
<顔面にある神経> 顔面には、 1)痛いや熱い等を感じる知覚神経として「三叉神経」と呼ばれるものがあり、 2)顔の部分にある筋肉を動かす神経として運動神経があります。
<顔面に起きる病気の種類> 顔面に起きる病気としては、 1)顔面が痛い「三叉神経痛」 2)唇や瞼が動かない「顔面麻痺(まひ)」 3)唇や瞼がピクつく「顔面痙攣(けいれん)」 の3種類があり、それをまとめて「顔面神経痛」と呼んでいます。
![]() 顔面神経痛という病名は、実は医学の正式名称ではなく、本来は三叉神経痛と言うのです。 三叉神経は顔面や口の中の感覚をつかさどる神経で、脳から出てすぐに3本に分かれるので三叉神経という名前が付いています。 三叉神経痛は、三叉神経が何らかの原因で刺激されて、片方の顔面が激しく痛む病気です。 顔面が痛むので、一般の方が勘違いして顔面神経痛と呼んでいる訳なのです。 三叉神経痛の原因で最も多いのが、脳動脈硬化によって動脈が延長蛇行し、三叉神経に触るようになることです。 ですから、普通は高齢者に多い病気なのです。 一般的に若い人のストレスによる顔面神経痛は、顔面痙攣の部類に属するものであると推測されます。あなたが顔面神経痛と思っている、その顔面の痛み。実は、顔面神経痛ではなく、 他の病気が原因で痛みが出ている可能性もあります。 顔面神経痛と間違われやすい病気も紹介していますのでぜひご覧ください。 顔面神経痛と近い病気の一つに、顔面けいれん(片側顔面痙攣)とがあります。 これは顔面神経痛とは違って、顔面に痛みはでませんが、 その病気の原因は顔面神経痛とよく似ていますので、併せて説明しました。 |
| ■ 顔面神経痛の原因 |
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顔面神経痛の原因には様々なものがあります。皆さんの症状はどのタイプに当てはまりますか?それぞれの症状によって治療の方法や治癒にかかる時間もさまざまです。医療機関(病院)でのチェックは怠りなくしましょう。緊急を要する顔面神経痛があります。脳腫瘍や脳動脈瘤や脳梗塞や脳出血などの病気です。それから、角膜の感染があります。ヘルペスが多いようですが、しっかりとしたメディカルチェックが必要です。 |
| ■ 顔面神経痛の治療法は? |
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◆【内服薬による治療】 顔面神経痛の治療で最も多く使われ効果があると言われているのは、 抗てんかん薬のひとつ・テグレトールという薬です。 この薬は、もともと、てんかんの治療に使われる薬ですが、 顔面神経痛の痛みを抑える効果もあることが分かってきました。 痛みはよく治まりますが、副作用としてふらつきなどの症状が出る場合があります。 しかし、この内服だけでは痛みを消失させることは出来ないため、 薬をずっとのみつづけなければいけない点が難点でもあります。 ◆【神経ブロック】 一時的に神経を麻痺させる麻酔薬を、痛んでいる神経に注入する治療法で、 この場合、痛みを抑えられるのは一時的な治療です。 特殊な薬液や熱凝固システムも用いて、三叉神経の一部を、 半永久的に遮断する方法もありますが、顔面の一部のしびれや感覚の麻痺が 後遺症として残ったり、新たな難治性の顔面痛を生じることもあります。 ◆【手術】 三叉神経と、それを圧迫している血管との間に、繊維でできた綿をはさんで 三叉神経への圧迫を取り除く、神経血管減圧術という手術があります。 これが現時点では最も有効は治療法と思われています。 手術が成功すれば、普通は手術直後から痛みが消失します。 入院期間は、通常10日〜2週間程度でしょう。成功率の高い手術です。 手術で一旦よくなってから、しばらくして痛みが再発するケースもありますが、 これはごく少数の人にしか起こらないといわれています。 ◆【ガンマナイフ】 ガンマナイフという放射線を病変のある部分に集中して照射する装置を用いて、 三叉神経の根本に放射線を照射すると、顔面神経痛に効果があるということが 分かってきました。 ◆【手術(神経血管減圧術)】 顔面神経痛の手術・神経血管減圧術とは、三叉神経痛の原因となっている 脳深部血管の三叉神経への圧迫を手術によって取り除く方法です。 全身麻酔をかけた後に、痛みのある側と同じ側の耳の、少し後ろの皮膚を 縦に約5〜7センチ切開した後、その下にある頭蓋骨の一部に、 五百円硬貨程度の大きさの穴を開けます。 そして手術用顕微鏡で観察しながら、その穴から小脳と頭蓋骨の隙間に沿って 少しずつ視野を広げ、脳深部の三叉神経に到達します。 そのあと、慎重に顔面神経痛の原因となっている血管や圧迫の原因を探し出し、 それらを注意深く三叉神経からはがして、圧迫を取り除いた後に、 クッションとなる合成化学繊維を挿入、三叉神経が圧迫されないようにします。
※【手術の危険性】 この手術の危険性は低いと考えられていますが、次のような危険性もあります。 ●術後難聴、耳鳴り 三叉神経が、脳深部で聴神経という聴力・平衡感覚を司る神経と 近接しているため、術後に難聴や耳鳴りを生じることがあります。 ●中耳炎 手術の際に削る頭蓋骨の場所が副鼻腔という場所であるため、 脳を満たしている水の一部が脳の外に漏れ出したり(髄液漏)、 その結果中耳炎を起こすことがあります。 ●感染 開頭手術により脳,硬膜,皮下組織などが露出されてしまうため、 術中、術後に微生物による感染を防ぐため、抗生物質を投与します。 しかし完全に細菌感染を防ぐことは難しいため、患者の抵抗力が弱いと、 細菌性髄膜炎、脳腫瘍、皮下脳腫などの合併症を生じる可能性があります。 ●眼球部の圧迫による失明 手術時間が長くなると、手術台に接している部分に褥創を生じたり、 眼球部が圧迫され続けることで失明をしたりする可能性もあります。 しかしこの治療法はまだ新しく、症例が少ないため、放射線の副作用など 未知である点が多いという問題点があります。 ●ガンマナイフ治療はどのようにして行われるのか? ガンマナイフとは、放射線の一種のガンマ線を用いて脳内を治療する装置です。
主に、脳動脈奇形の治療、聴神経腫瘍、髄膜腫、下垂体腫瘍など 3.5cm以下の良性腫瘍や、転移性脳腫瘍などの悪性腫瘍に効果があります。
放射線照射の誤差は±0.5mmと高精度であるため、重要な組織が密集している 頭蓋内でも、正常な組織にほとんど影響を与えずに治療することができます。
最近、ガンマナイフを三叉神経に照射すると、顔の正常な運動感覚神経を 保ちながら神経痛だけが消えてなくなることが分かってきました。
ガンマナイフによる顔面神経痛の治療では、ガンマ線を三叉神経の根進入部に
照射します。その結果、70-90%で痛みが完全に消失すると言われています。 照射後は、6%の患者に知覚異常が出現しただけで(その内2%は、
6週間以内に知覚異常は消失)、問題がなかったという報告もあります。 しかし、症例数は少なく、いまだ未知な部分も多い治療法ではあります。
また、このガンマナイフによる治療法は、現在保険が適応されなくなっており、 治療に高額なお金がかかることが難点とも言われています。
高齢者や子供など、開頭手術のような治療ができない症例には、 ガンマナイフは、体に対する負担が少なく痛みを取り除くことができるため、
今後さらに利用されるべき治療法でしょう。 なお、ガンマナイフは手術(神経血管減圧術)後の顔面神経痛再発例にも
有効であると報告されています。 |
| ■ 顔面神経痛の症例 |
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| 片側顔面けいれん 顔の片方だけがぴくぴくと動いて、ひきつれる状態を「片側顔面けいれん(かたがわがんめんけいれん)」と呼びます。 最初は目の周りがぴくぴくする状態から始まり、やがて精神的に緊張すると勝手に目の周りがひきつれ、目が開けられなくなり、つぶってしまう状態となります。放っておくと、やがて目の周りから頬のあたりまでひきつれ、口が曲がった様な状態となる症状を特徴とする病気です。特にこの病気は女性に多いため、病気がひどくなると外に出るのがおっくうになったり、また他人と会うことを避けるようになったりします。 (一般的に症状の寛解(一時的に良くなること)はありますが、自然に治る事は無く進行性です。50才前後より認められ、30才以下はまれです。男性に比べて2から3倍女性に多い事がわかっています。) 三叉神経痛(さんさしんけいつう) 顔の一部に起こる数秒間続く発作性の電撃痛、激痛を「三叉神経痛(さんさしんけいつう)」と呼びます。 虫歯と思われて歯科で治療を受ける場合や、鼻が痛むために耳鼻科で治療を受ける場合があるなど、頬から下顎までの範囲で症状が起こる事が多いとされています。しばしば、歯磨き、食事、洗顔、顔に風が当たるなどの刺激にて症状を誘発する事があり、顔の特定の部分を圧迫すると同じように症状が引き起こされる特徴が知られています。 (顔面けいれんと同様に50才前後から認められはじめ、女性にやや多い傾向があります。 大まかに1)おでこ、2)ほほ、3)顎、で分ける三叉神経の枝の範囲としては、ほほと顎の症状を訴える方が一番多く、顔全体の症状を認める方もおられます。症状の変化が起こる事が多く、寛解する場合と悪化する場合があります。) |
